第1回ははのわ会

やっと長かった開業準備も終わりました。と、言ってもまだまだ準備は今後も続きます。
今日は、「ははのわ会」第一回目でした。

今日のテーマは「母の為の食事」にし、ママがしっかり食事をとってもらって、自分自身の体について考えることができる時間にしようと思っていました。でも、どうしても子供達の顔が浮かんでしまい、「一歳のつかみ食べ」に対応でき「忙しくても、母もしっかり食べられる食事」のお食事メニューになってしまいました。
「ママは忙しくてもしっかり、お子様は手づかみ食べメニュー」を、お母さん(妊婦さんも)達と作りました。
子供達は、待ちきれず出来たものから早速掴んで上手に食べています。

ある意味成功という事になりますが、ちょっと待って〜、まだ完成してないのと焦りながらおにぎりと、おかずを何と5品作り切りました。
なかなか美味しく出来たけど、母達はゆっくりはできないですね。でも、みんなで作って食べるのはとっても楽しい。今後もこんな会を続けていきたいと思います。

ところで、つかみ食べについてですが、今までもよくお母さんの悩みの中に出てきていたのでここで少し考えてみます。
手づかみっていいのかな?やらなきゃいけないのかな?どうやってやるのかな?と悩んだことのある方は少なくないかもしれません。
「道具が上手に使えないうちは、手づかみも?」というよりは、手づかみ主体で、積極的に親がサポートすると、子どもの意欲や自立心を養う、手を使って食べることで脳を刺激し、感覚・運動機能を高めるなんてことはなんとなく聞いたこともあるかもしれないですよね。

子どもになるべく早く、スプーンやお箸などの「道具」を使って「上手に」食べられるようになってほしいと思いますよね。
けれども、早いうちから道具を使ったトレーニングをすることが、必ずしもよいとはいえない部分があるようです。

赤ちゃんは生後5カ月頃から、手で触れたものを何でも口に持っていき、なめたりしゃぶったりして五感を働かせて、色々な事を学んでいきます。
目で見て、触れて、口に入れると、温度や形など、情報を学びます。
食べものを、つかんで口に運ぶ動作は、赤ちゃんにとっては難しのです。
試行錯誤の中で、力のコントロールや、食べられる分量、食べものと自分との距離感覚などを学んで、スムーズな動きができるようになります。
「手づかみ食べ」は、なんとなくお行儀が悪いようにも見えるかもしれないし、汚れるので大変と感じている方もみえます。
でも、離乳後期から手づかみ食べを十分に経験させてあげることが、スプーンや箸を使って上手に食べられるようになるため練習になるのかもしれません。
「手づかみ食べ」は、子どもの自然な発達に沿った、重要なステップと考えられます。
また、皮膚と脳には密接な関係があり、いろいろなものにじかに触れ、手を動かしながら食べることが、直接脳を刺激し、活性化するかもしれません。


妊娠、出産を乗り越えて育児が始まると、何度か「出産はゴールではなく、スタートだったんですね」と話されているママに出会います。わたし自身そう感じた記憶があります。

お腹に赤ちゃんがいる時は、凄く長く感じるのに、産まれると直ぐに育児はスタートして、まだ体も癒えていない内に退院して、小さな子供をどう育てたらいいのか不安に思う方は多くいます。その不安はいつかは無くなっていくのですが、あまりにそれまでが長く感じてゴールがあるように思えないと思っている方は多いように思います。

育児のスタートのお手伝いができる場所の一つに産後ケアハウスがあると思います。

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